『夢の記録・ドイツ兵との戦い』

2017 4/30の夢

 

ライフルを肩にかけなるべく音を立てないよう気を付けながら、腰ほどの高さしかない繁みの根元に身を隠した。


時折闇を切り裂くサーチライトの光が辺りを照らす、恐らくあの光に当たったら命はない…
あいにく繁みといっても隙だらけで、身を隠すには心許ない…、今はただ夜の闇だけが頼りである。
足元を見ると落ち葉が沢山落ちていた。私は少しでも見つからない様にと芝の上に腹這いになり、夜露に濡れた落ち葉を体にかけてカモフラージュした。

 

(もっとしっかり身を隠せる場所へ移動しなければ…)

 

繁みの隙間から辺りを見回してみる。
そういえばなんかどっかで見た景色だが…、そうだ、ここは小学生の頃に住んでいた永山の団地の前の公園だ。

 

その時、遠くにドイツ兵らしき2人の人影が見えた。さらにまずいことに犬を連れている!
こっちに来たら犬が吠えてすぐにバレるだろう、がしかし絶望的なことに2人が歩いている道は、自分が身を隠している場所のすぐ目の前へと続いている。

 

(このままここにいても見つかって撃たれるだけだ、とにかく今すぐ移動しなくては!)

 

しかしながらドイツ兵との距離が徐々に縮まる一方で、彼らをサポートするかの如くサーチライトの光が頻繁に辺りを照らすようになった。
一刻を争う事態だが、全く身動きが取れないのである。

気付くとあっと言う間にドイツ兵2人が目の前まで来ていた、ドーベルマンみたいな犬が周囲を嗅ぎまわっている…


(ああ、もうダメだ!見つかるぅ…)


私は死を覚悟しつつ、ただひたすら何事もなく通り過ぎてくれることを祈った…。

犬のフガフガという鼻息がすぐ目の前に迫る。
まるで時間が止まったかのような緊張の一瞬、鼻息は少しずつ通り過ぎて行った。

 

なんとも幸運なことに、或いは夜露に濡れた落ち葉が私のにおいを消してくれたのだろうか。
とにかく犬は吠えなかったのである。

 

徐々にサーチライトの光も減り、私は唯一の味方であった闇を取り戻した。
しかし、またすぐにドイツ兵達が戻ってくるかもしれない。次にまた同じ状況になれば今度こそ命はないだろう…。
生死の境を越えた安堵の反面、より一層不安が高まった。

 

このチャンスを逃す手はない、今すぐ移動しよう!
私は勇気を出して立ち上がり、移動を開始した。

 

が、次の瞬間!∑(゚Д゚)

 

まるで部屋の電気をつけたかのように、真っ暗な夜が急にパッと明るくなり、辺り一面真っ昼間に変わった…

 

ちょっ、えっ?急に…マジ⁈…(;´д`)

 

そしてドイツ兵が私の方を指差し、叫んだ。
「あ!あそこにいたぞ!」

私はハッとライフルを持っていたことを思い出し、ドイツ兵の1人に狙いを定め引き金を引いた。
距離は30mくらいだろうか…、向こうも気付いてライフルを構えようとしたが、ほんの数秒、私の方が早かった。
するとドイツ兵は「うっ!」とお腹の辺りを押さえてうずくまった、どうやら当たったようだ。
次にその左側にいたドイツ兵に銃口を向けた、どうやらこっちのライフルは調子が悪いらしく、そのドイツ兵は焦りながらライフルを下に向けた状態で何やらガチャガチャやっている。私はそのドイツ兵に向かい「動くな!」と叫んだ。
とその時、先ほど射ち倒したはずのもう1人のドイツ兵が私の背後からライフルを向け立っているのに気付いた。そしていつの間にか3人の互いの距離は4〜5mまでの近さになっていた…(;´Д`A

 

「銃を下ろせ、じゃないと仲間の命はない!」

 

(お、おう…、僕って天才かもしれない…)
この状況を切り抜けるのにこれ程最適な言葉はないだろう。とっさに飛び出た的確な言葉に、自分でも少々驚いた。

 

「銃を下ろせ!仲間が死んでもいいのか!」

 

もう1度言ってみる、まるで映画の1シーンだ。まさかこの定番とも言えるフレーズを自分が発することになろうとは夢にも思わなかった。(まさに今その夢の中だけど…)

 

私とドイツ兵2人が真昼間のとある団地の前の公園でライフルを手に睨み合っている。
(なぜか犬はもういなかった…🐕)
しばらくするとついに観念したのかドイツ兵は構えていた銃をゆっくりと下ろした…。

 

(よっしゃ〜、危ねー)


その後私はドイツ兵2人を小屋の中に連れて行き、武装解除した上でこう言ったのである。

「君たちを殺す気はない、敵とはいえお互い兵士だからな」(みたいなことを言った)


死と隣り合わせという張り詰めた空気が和いだのか、ドイツ兵達は少し微笑んだように見えた。そしてお礼にと言って私に安全な帰り道を教えてくれたのである。つい先程まで銃を向け合っていたのが、今や友情すら感じる仲となっていた。

 

何やら得体の知れぬ達成感に包まれながら、私は小屋を後にしたのである。

その後は覚えていない。


小学生の頃住んでいた団地の前にあった公園、何十年も見てない景色がある日突然出てきた。
しかもなぜかやたらリアルなミリタリー感溢れるシチュエーションで…(・・?)
戦争映画とか最近一切見ていないのにも関わらずである。
殺るか殺られるかの瞬間とはいえ、人に向かって引き金を引いたあと味の悪さが残った。
ん?そういえばあのドイツ兵は血一滴垂らしてなかったな…
あっ?Σ(゚д゚lll)

ということはもしやあの時当たったフリをしたということか?

 

なかなかやるじゃないかドイツ兵‼︎
敵ながらあっぱれである。

 

はぁ夢で良かった…(;´Д`A